2019年以降のインターネットビジネスの動向と今から稼げる方法
2021/05/18
セールスコピーライター・ウェブマーケター。「コピーライティング」「セールスコピーライター」でGoogle検索1位獲得。自身のコピーライティング技術をメルマガで全て無料公開していて読者は7000人超。
どうも、コピーライターのスミダです。
2018年も残り2か月と少々。平成の終わりも見えてきた今日この頃。
インターネットビジネスの世界が2019年以降どのように変化していくのか?
Webの業界で生き残り、今よりもさらに発展していくために、今の自分に何ができるのか?
近所のスタバでゆずシトラスティーを飲みながら真剣に考えてみたので、記事にまとめておきます。
- ネットビジネス界隈のクラスタについて
- 【SEO】2018年8月Googleコアアルゴリズムのアップデートについて
- 広告の審査がどんどん厳しくなっている件について
- 【最新】2019年以降に生き残り、稼ぐための方法
僕は色んな商品・サービスを扱えて、色んな業界の人と関わって、一緒に仕事ができる今のWebの仕事が大好きです。
だからこそ、もっとこの業界で経験を積んで実力をつけたいと思っていて、「消えていく人」になりたくありません。(切実)
ただ生き残るだけではなく、ゆっくりでもいいから拡大していけるように頑張りたいです。
目次
ネットビジネス界隈のクラスタについて
ざっくりと「ネット界隈」と書きますが、インターネットビジネスの世界も細かくわけるといくつものクラスタ(グループ)に分類されます。
この業界に参入したての頃は、「ネットビジネスって言ったら情報商材を売って稼ぐことでしょ?」とか、「好きなことを仕事にするのが正義!」みたいな、ちょっと偏った考え方になりがちです。
なので、まずは一言に「ネットビジネス」って言っても色んな主義主張・ノウハウがあるってことを知っておいて損はないと思います。
ネット上のクラスタに明確な定義はありませんが、僕の認識ではまず大きく分かれるのが
- 情報発信クラスタ
- 物販クラスタ
この2つです。
「情報発信クラスタ」という呼び方が適切か分かりませんが、アフィリエイトとかネット広告関係で、Google・Yahoo!・Facebook・Twitterなどのプラットフォームを活用している人たち。
「物販クラスタ」とは転売とか輸出入とかOEMをやっていて、Amazon・楽天・ヤフーショッピングなどのプラットフォームを使ってる人たち。
もちろんキレイに2つに分類できるわけではありません。
海外メーカーの総代理になって、独自のECサイト(ネットショップ)を作って販売している人なんかは、ちょうど2つのクラスタの中間に位置するという認識です。
情報発信クラスタと物販クラスタをさらに細かく分けることもできます。
情報発信クラスタは
- サイトアフィリエイトクラスタ
- インフォ・ローンチクラスタ
- ブロガークラスタ
- Web制作の事業者クラスタ
- PPCクラスタ
- コンサル・コーチ・カウンセラークラスタ
- コンサルコーチカウンセラーターゲットにして稼ぐクラスタ
などなど…
物販クラスタに関していうと
- 国内転売クラスタ
- OEMクラスタ
- 卸・メーカー仕入れクラスタ
- 輸入クラスタ
- 輸出クラスタ
- 物販してる人をターゲットにして稼ぐクラスタ
どのグループ良くてどのグループがダメで…ということを言いたいわけではないですが、各クラスタごとに価値観や考え方に特徴があって、クラスタ間の摩擦もあったりします。
例えばサイトアフィリエイトクラスタとブロガークラスタは相性が悪いとか。
どんな小さなコミュニティであっても、そのコミュニティ外の人を敵視して批判するのがなくなることがないあたり、きっと戦争はなくならないんだろうなと感じてしまいます…苦笑
僕自身はというと、なかなか中途半端なポジションで「セールスコピーライター」と言いながら、物販もやったりするし、アフィリエイトもやれば、インフォ系にも足を踏み入れ、BtoBの案件もやるし、広告も回すし、この記事みたいにブロガー的な発信もしています。
前置きが長くて申し訳ありません。。
僕自身が「情報発信クラスタ」寄りの人間なので、この記事でもアフィリエイトとかSEOとか、その辺の話がメインになります。
(↑これが言いたかっただけ)
【SEO】2018年8月Googleコアアルゴリズムのアップデートについて
まずは現状の確認ですが、2018年8月にあったGoogleのコアアルゴリズムのアップデートの影響で、SEOに関わる情報発信クラスタには激震が走っています。
このアップデートで、今まで検索上位に表示されていたサイトが一瞬にして圏外に飛び、いきなりアクセスが激減した…という人が大量発生しました。
僕の運営するサイトも1つ、アップデートのあおりを受けていまだ検索順位が戻りません。涙
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アップデートによる検索順位の変動自体は珍しいことではありませんが、今回のはいつも以上に影響範囲が大きかったようで。
しかも、
- 検索順位があがったサイトの多くは、大手企業が運営しているようなサイトで、
- 検索順位が下がったサイトは、個人が運営する小規模サイト
という傾向があって、Twitterをのぞいてみると阿鼻叫喚をきわめていました。
このアップデートがどのようなものだったか、正確には分かりませんが、最近Googleがしきりに強調している「E-A-T」に関係することは間違いがありません。
「E-A-T」とは
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness (権威性)
- TrustWorthiness (信頼性)
Webサイトをつくるなら、この3点セットを気をつけろよ、という話。
2019年以降、E-A-Tへの対策をどうするか?
今回のGoogleコアアルゴリズムのアップデートが「E-A-T」に関わることであることは、ほぼ間違いありません。
では、具体的にどうやって対策していくの?という話ですよね。
これに関してはSEO関係者の方が色んな議論をしていますが、僕の個人的な意見としては
「社会的に評価されるような事業を地道に作っていくしかない」
と思っています。
E-A-T対策について、「今まで通り、良質なコンテンツを作っていればいいんだ!」という意見もありますが、僕はこの意見には否定的です。
なぜなら、テキストレベルの情報の質であれば、優秀なアフィリエイターさんが作っているサイトというのは本当に質が高くて専門的で、商品への誘導も押しつけがましくなく、「Expertise(専門性)」という点ではかなりレベルが高いのです。
でも、そんなサイトが今回のアップデートで大量に飛びました。
この事実をみて「長期的にみれば質の高いコンテンツが評価されてまた戻ってくるはず」という楽観的な意見もあります。
でも、僕はこれについても悲観的です。
というのも、Googleはしきりに「専門性・権威性・信頼性」の3つをセットで強調していて、コンテンツの質をあげる努力をいくら頑張っても「専門性」しか高めることができないので。
残り2つの「権威性・信頼性」を高めるためには別のベクトルでの努力が必要になると思うのです。
例えば、
- すでに特定の分野で権威を持っている人をプロデュースする形でWebサイトを作っていく
- 大手企業や行政などと協力・提携しながら運営する
- 自然と口コミしたくなるような質の高い商品を提供していく
このあたりの努力なしに「権威性・信頼性」は獲得できないのではないでしょうか?
こうなってくると、「コネなし・資金なしでも大丈夫!」というお決まりのキャッチコピーが機能しなくなってくるかもしれません。
人との協力も大事だし、資金力があるほうが有利になります。
そもそも、これまでの「アフィリエイトサイト」の収益性も投資効率も異常なほど高かったんです。
この状況がそのまま放置されるわけがないですよ! やるなら今のうちですよ! と、5年くらい前から僕は言ってたんですが、いよいよそんな状況になりそうな気がしています。
以上のことを踏まえて、
「社会的に評価されるような事業を地道に作っていくしかない」
という結論に行きつきました。
広告の審査がどんどん厳しくなっている件について
話は変わりますが、厳しくなっているのはSEOだけではなくて、GoogleやYahoo!のリスティング広告・ディスプレイ広告も、時がたつごとに審査を通過するハードルがあがっています。
健康に関連するものは薬機法やらなんやらで法律の改正されるたび表現に規制がかかっています。
余談ですが、僕は薬機法のギリギリを攻めた広告を見るのが好きで、広報担当者の努力に想いをはせては一人でニヤニヤしている変態です。笑
情報商材の広告も風当たりが強いですね。
リスティング広告の監視の目が行き届かない夜中の時間を狙って広告を出して情報商材を売る、というブラックな手法もあるみたいですが、こういったシステムの穴をついたノウハウの寿命は長くはないでしょう。
GoogleやYahoo!の広告で情報商材を売ったり、「クリックするだけで●万円!ノウハウ無料でプレゼント」などの名目でメルマガリストを集めていくのは相当大変です。
(販売者とか販売商品を明示して、過剰な煽りをなくして、真っ当なビジネスっぽい雰囲気にすれば、まだ広告で回せるみたいですが…)
Facebook広告が無法地帯?
Facebook広告も以前よりも厳しくなったとはいえ、Google・Yahoo!に比べたら規制がだいぶゆるい印象があります。
特にビジネス系・稼ぐ系に関してはほとんど無法地帯ではないでしょうか?
とりわけ悪質で目立っている事業者について、消費者庁が消費者安全法に基づく注意喚起していますが…
こんなかんじ↓(消費者庁のPDF資料にリンクしています)
- 「スマホをタップするだけでお金が稼げる」などとうたい、多額の金銭を支払わせる事業者に関する注意喚起
- 「画像選択がベースの簡単な作業でお金を稼げる」などとうたい、多額の金銭を支払わせる事業者に関する注意喚起
- 「金と銀のプロジェクトに参加するだけで、毎日1万円収入の最低保証」などとうたい、多額の金銭を支払わせる事業者に関する注意喚起
どの資料をみても、「SNS等の広告でWebサイトに誘導し」って書いてあるんですが、これ全部Facebook広告がメインじゃないですかね?
この感じだと、2019年以降遅かれ早かれFacebookの規制も強くなってきそうです。
ネット広告の規制にどう対応するのか?
全体的にネット広告の規制が強化されているのは間違いないですが、どのように対応すべきなのでしょうか?
これも結局はSEOのときと同じ結論なのですが
「胸を張って広告を回せるような商品・サービスを扱っていく」
これに尽きるんじゃないでしょうか?
とはいえ、健康関連の分野なんかは「本当に良いものほど広告では何も伝えられなかったりする」という葛藤があるのも承知です。
僕自身も、心と身体の健康は一番大事だと思いますし、正しい情報を伝えていけたらと思いますが、健康関連については今のところコレといって対策を見いだせておらず、自分の力不足を痛感せざるを得ません…
今後の課題として、まずは目の前のできることをやっていこうと思います。
【最新】2019年以降に生き残り、稼ぐための方法
ここまで2018年現在の情報発信クラスタの状況を確認してみました。
一言でまとめると、
お金儲けるのがしんどくなってきてますね。苦笑
- SEOではE-A-Tが重視されて、テキストを工夫するだけでは上位表示が難しくなり、
- ネット広告については規制が厳しくなる一方
「裏技」が通用しなくなり、「抜け道」が次々とふさがれていく。
昔と比べると、簡単にお金になる業界になったのだと思います。
それでも、今もなおネットビジネスは可能性にあふれている、と僕は思うのです。
- 今もネットビジネスにチャンスがたくさんあると言える理由
- 今後、Webの世界で生き残るための方法
について、詳しくお話していきます。
今もネットビジネスにチャンスがあると言える理由
僕がネットビジネスにチャンスがあると考える理由は2つあります。
- 競合が少なく、収益性もある”ブルーオーシャン”な市場はいくらでもある。
- ネットビジネスに必要なコピーライティングやSEO、広告、SNSでの発信スキルを求める人・企業はまだまだ多い
ブルーオーシャンな市場については『具体例あり!ブログ初心者が稼ぐための「ジャンルの選び方」』の記事でも書いた通り、
世の中は常に変化していて、新しい市場が生まれる。
⇒新しい市場をいち早く取りにいけば競合はすくない
この考え方以外にも、まだまだオフラインがメインの業界はたくさんあって、そこにWebマーケティングの技術を取り入れれば売上があがりそうな分野はたくさんあります。
例えば、実店舗のあるビジネスの場合だと、全国単位でみると競争が激しくても「その地域で、Webマーケティングを活用している店舗」となると、一気に競合が減る可能性も十分にあるはず。
今、ネットビジネスで当たり前のようにやってることって、実は一般的な企業からすると「ものすごいことをやっている」わけです。
だから、ネットビジネスに必要なコピーライティングやSEO、広告、SNSでの発信スキルを求める人・企業はまだまだ多い。
- アフィリエイトを個人でやっていてASPの案件しか扱っている人
- ブロガーとして情報発信していて自分の集客・ブランディングだけに必死になっている人
そんな人たちが企業相手に仕事をはじめたら、必ず重宝されます。
今後、Webの世界で生き残るためにやるべきこと
繰り返しになりますが、今後、Webの世界で生き残るためにやるべきことの結論としては
「社会的に評価されるような事業を地道に作っていくしかない」
というのが僕の考えです。
もうすこし踏み込んで、具体的にいうと
- オフラインのつながりを作っていく
- スキルを磨き、経験を積むこと
僕はこの2つに注力しようと思っています。
先ほど、「まだまだチャンスがある」と言いましたが、そのチャンスが転がっているのはパソコンの画面の中ではありません。
本当のチャンスはリアルな人との関わりの中にあると思うのです。
自分が検索しようとも思わなかった分野で仕事をしている人から思わぬ情報がはいってきたり、偶然の出会いが新しい仕事につながったり。
今のWeb業界の流れからして、1人の人間のリソースだけで戦うのは難しい気がしています。
「社会的に評価されるような事業を地道に作っていくしかない」といっても、一人でやる必要は全くなくて、できるだけたくさんの人に協力してもらう。
そして人と協力するためには「自分に提供できるもの」が必要で。
すでに「提供できるもの」として専門性やスキル・経験があればなんでもいいと思うんですが、僕にできるのはコピーライティングとかSEOとか「Web周りのあれこれ」だから、そのスキルに特化して磨いていく。
単純で当たり前の結論かもしれませんが長期的に見ると、これが今の僕に考えられる最善の手です。
【最後に】住田辰範の現在の目標
社会的に評価されるような事業を地道に作っていこうってことで、今もすでに色々と動いています。
いくつかの目標があるのですが、セールスコピーライターとしては
「Webの技術を実践的に学べる学校みたいな場所」をつくろうとコツコツ準備しています。
※準備ができたらこちらのメルマガで第1期を募集する予定。
イメージとしては、宣伝会議の「コピーライター養成講座」のダイレクトマーケティング版、みたいな感じです。
イメージコピーじゃなくて、セールスコピーを身につけて、SEOとか広告も学び、ネット広告系の会社に入れば即戦力になれるような技術を養う場所になったらいいなと思っています。
僕自身も講師として活動していくつもりですが、ゆくゆくは現場の最前線で仕事をしている方を講師に招いて、「個人でやってるちょっと怪しい講座」の域を脱出したいと思っています。
セールスコピーライターとして活動していると「きちんとセールスコピーが書ける人がいない」というような話はよく聞くので、スキルの高い人材育成の場にもなると思いますし、受講生にとっても「自律的に生きるための手段」になりえるはずです。
そんなこんなでWeb業界の方、ご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします!
ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!^^
コピーライター
住田辰範
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