【永久保存】外注さんの記事を添削で必ず確認する28項目
2021/06/30
セールスコピーライター・ウェブマーケター。「コピーライティング」「セールスコピーライター」でGoogle検索1位獲得。自身のコピーライティング技術をメルマガで全て無料公開していて読者は7000人超。
どうも、コピーライターのスミダです。
僕はいくつもブログを運営しているのですが、一部のブログ記事は他のライターさんに外注化しています。
(当ブログ「コピリッチ」は全部自分で書いてます)
外注化する理由は2つあって、
1.外注化することでレバレッジのきくビジネスができるため。
【参考】コピーライター必見!フリーランスで年収1000万円を超える5つの方法
2.集客よりもセールスが得意なので専門特化するため。
【参考】集客コンテンツとセールスコンテンツは死ぬほど違うからね。
今回は、僕が外注のライターさんに”集客コンテンツ”であるブログ記事のライティングをお願いしたときに、添削で確認している項目を一挙公開します。
必ずしもすべての項目を満たす必要はありませんが、以下のポイントに注意して記事を書けばかなり良い仕上がりになるはずです。
あなたの書いた記事は大丈夫でしょうか?
※「ブログ・Webサイトの添削サービス」をやっています!
【日本語の基本編】
まずは大前提として、「日本語ができているか」はとても大事です。
基本に関してチェックしている項目を紹介します。
行間は十分に空いているか?
Webの文章は流し読みが前提です。
なので、流し読みでも読みやすいように、5行以上は文章が続かないようにします。
さらに、文章にリズムをつけるために、1行開けたり、2行3行開けたりと行間にばらつきを持たせているか確認します。
一文一文が無駄に長くなっていないか?
一文が長くなればなるほど、文章の意味が分かりにくくなります。
読者の負担を減らすためにも
- 接続詞がいくつも続くような文章
- 修飾・被修飾が複雑な文章
などは避けるようにします。
両者ともに、一文を2つに分割することで解決可能です。
基本は「一文一意」を心がけましょう。
「コピーライティングは人の心を動かす文章術であり、ブログ・メルマガ・Facebookの投稿まで様々な文章に応用可能です。」
↓
「コピーライティングは人の心を動かす文章術です。
ブログ・メルマガ・Facebookの投稿まで様々な文章に応用できます。」
難しい言葉を使わず、中学生でも分かる言葉で書かれているか?
専門用語や難解な言葉は極力避けます。
読者が知らないであろう言葉は他の簡単な言葉に置き換えるか、どうしても必要な場合は、必ず説明を加えます。
自分の常識は読者の常識ではないことを常に意識しながら言葉を選びましょう。
日本語として意味が分かりにくい部分はないか?
普通に読んでいて「何が言いたいか分からない」、「話が抽象的過ぎて分からない」など、分かりにくい部分がないか確認します。
指示語(これ・それ・あれ)が多用されていないか?
指示語が意味するところは、直前の内容が原則です。
良い例)
私は犬を飼っています。
その名前は「きなこ」です。
悪い例)
私は犬を飼っていて、ペットフードが大好きです。
その名前は「きなこ」です。
指示語はできるだけ避けて、くどくない程度に固有名詞をつかいましょう。
【参考】アフィリエイト初心者が陥いるコピーライティングの罠~まずは分かりやすい日本語を~
修飾語と被修飾語、述語と目的語の位置が離れていないか?
それぞれ位置が離れていると、意味が分かりにくい文章になってしまいます。
良い例)
私は太郎のことが大好きだ。太郎は優しいうえにお金持ちだ。
悪い例)
私は優しくてお金持ちの太郎のことが大好きだ。
※「私」が「太郎」の人間性に惚れている場合
日本語には言い方一つで意味合いが変わることが多々ありますので、どの言葉がどこにかかっているのかを明確にした文章を書くように心がけましょう。
本来必要な主語・述語が省略されていないか?
ネットの文章を読むときは流し読みが前提なので、ヘタに主語や述語を省略してしまうととても読みにくく、分かりにくい文章になります。
【参考記事】アフィリエイト初心者が陥いるコピーライティングの罠~まずは分かりやすい日本語を~
狙っているキーワードは適度にちりばめられているか?
検索エンジンで上位表示させたいキーワードが文中に不自然ではない程度にちりばめられているかを確認します。
文章全体の口調は一貫しているか?
「です・ます調」の文章なのに、いきなり「~である」とかが出現しないのかを確認します。
文末に同じ言葉が連続していないか?
文末に「~です」「~します」など、同じ文末が何回も連続すると、文章のリズムが悪くなります。
できるだけ同じ文末が連続しないように気をつけましょう。
文末を変えたいからといって、体言止め(名詞で終わる文章)を多用すると、体言止めも省略の一種のため、文章が読みにくくなるので注意が必要です。
論理的な飛躍がないか?
説明に論理的な飛躍があって文章の意味を分かりにくくしていることがよくあります。
筋道立てて説明がされているかを確認します。
(サラッと読んで意味がわかるかどうか)
文章の型に沿って書かれているか?
集客用のブログ記事の場合「PREP法」に基づいて記事を書くのが基本です。
- 結論が先に書かれているのか?
- 結論を裏付ける理由(証拠)が示されているのか?
などを確認します。
※PREP法を含めたライティングの基本的な型については
の記事に書いてあるので、必ず読んでください。
【タイトル編】
記事のタイトルについてチェックする項目です。
記事を読んでもらえるかどうかが決まりますので、とても大事な個所ですね。
タイトルに狙っているキーワードは含まれているか?
SEO的にタイトルに狙ったキーワードをいれるのは必須です。できれば、キーワードを左(最初のほう)にもってくるのがベター。
本文の内容をできるだけ簡潔にまとめているか?
タイトルの一番の役割は、本文に何が書かれているかが分かることです。
例えばこのブログ記事の場合、
「【永久保存】外注さんの記事を添削で必ず確認する28項目」
というタイトルですが、
「添削するときの確認事項」が内容というのが分かります。
「28項目」としているのは、タイトルに28項目も詰め込めないためです。
仮に確認項目が「タイトル」の1つだけだとしたら
「【永久保存】外注さんの記事を添削で確認するのはタイトルただ1つ」
みたいになります。
タイトルはキャッチ―か?
実際に狙ったキーワードで検索してみて他のブログタイトルと並んでいた時にそのタイトルに目が留まるか、クリックしたくなるか確認します。
ただ、あくまでも本文の内容が分かることが前提です。
数字・意外性・反社会性・インパクトのある言葉などが含まれているか?
今回の記事でいうと、
「【永久保存】外注さんの記事を添削で必ず確認する28項目」
のうち、「永久保存」「28項目」とかになります。
【小見出し編】
記事の中の見出しのつけ方についての確認事項です。
タイトルと同じくらい重要なので、以下のポイントは必ず意識しましょう。
狙っているキーワードは含まれているか?
タイトル同様に、小見出し(h2タグとか)にもキーワードを入れることでSEOに効果的とされています。
小見出しに続く文章の内容をできるだけ簡潔にまとめているか?
これもタイトル同様に、小見出しの一番の役割は「その後に続く文章の内容をわかりやすく表すこと」です。
数字・意外性・反社会性・インパクトのある言葉などが含まれているか?
これもタイトルと全く同じです。
インパクトを持たせて読者の目を止めるようにしましょう。
【序盤編】
記事の書き出しの部分についてです。
序盤でしっかり興味を引けるかどうかで、先を読んでもらえるかどうかが決まります。
書き出しを読むだけで本文の内容がイメージできるか?
何度でも繰り返しますが、ネットの文章は流し読みが前提です。
記事を開いた瞬間に、その記事に自分の求めている情報が書いてあるかどうかを3秒もかからない間に判断されてしまいます。
なので、文章の早い段階で、「何が書いてあるのか」をタイトルよりも詳しく知らせる必要があります。
序盤を読むだけで「読むことのメリット」「読まないことのデメリット」を感じられるか?
ネットの場合、多くの読者が記事の最後まで読む前に離脱するか、興味のあるところだけ拾い読みします。
なので、記事の早い段階で、最後まで読むためのモチベーションとなる
- 「その記事を読むことで得られるメリット」
- 「最後まで読まないことで損すること」
を示せると良いです。
【内容編】
いよいよ記事の内容についてですね。
当然意識すべきポイントは多いので、確認事項も多いです。
狙っているキーワードから想定される読者の知りたいことに答えているか?
検索経由でのアクセスを狙ったブログ記事の場合、狙ったキーワードを検索した読者が知りたい情報を適切に届けるのは、最低限満たさなければならない条件です。
例えば、「目が疲れる」と検索してきた読者は、どんな情報を求めているでしょうか?
- 目が疲れるメカニズム
- 目の疲れを解消する方法
- 目の疲れに効く目薬
これらを求めているかもしれません。
反対に、「目の疲れ」に関係のない情報は求めていません。
読者の知りたい情報を過不足なく届けられるのが理想です。
狙っているキーワードから想定される読者が知っていることばかり書いていないか?
読者もバカではありませんから、当然ながら調べる前から知っていることもたくさんあります。
「目の疲れ」のキーワードを狙った場合を例にすると
「目が疲れたときには目薬がいいです」
という内容をくどくどと説明されても、読んで良かったとは思わないでしょう。
読者が記事を読む前に知っている知識を知っておくのも大切です。
狙っているキーワードから想定される読者にとって目新しい情報・意外性・面白さが含まれているか?
「目の疲れ」と検索してきた読者に対して、先ほどとは反対に「目が疲れたときに目薬は危険」という内容であれば、興味をもってくれるでしょう。
読者にとっておもしろい内容になるよう気をつけます。
抽象的な話・視覚的にイメージしにくいのあとに具体例はあげられているか?
何かを説明するときに、イメージしにくい話や分かりにくい話をだした場合、きちんと具体例をあげて説明します。
具体例を豊富にすればするほど、分かりやすく質の高い記事になります。
文章が短いなと感じたときは、具体例を増やすことで文章量の調整をしましょう。
何かの方法を伝える記事の場合、ステップバイステップで書かれているか?
「目の疲れをとる方法」という記事を書くとすると、その方法をつらつらと説明するのではなくて
ステップ1は~ 次にステップ2は~
という具合にステップバイステップで説明すると分かりやすいです。
内容をいくつかのポイントに細分化して伝えているか?
「目の疲れをとる方法」がいくつもある場合はそれらを1つめ、2つめ、3つめ、と細分化して伝えましょう。
記事の伝え方にオリジナリティはあるか?
同じ内容を伝えるにしても、伝え方の工夫次第で分かりやすくもなり、おもしろくもなります。
たとえば「マネー部」というサイトの
という記事なんかは、純粋にすごいなぁと思います。
内容としては
「倹約とはどんなものか?倹約する方法とは何か?」
ということなのですが、
単純に「倹約ってこうやるんです」と伝えるだけじゃなくて
- 「ビルゲイツはこんな倹約をしてる」
- 「ウォーレンバフェットはこんな方法です」
と、成功者の事例として倹約の方法を解説してます。
同じ内容であっても、こういったオリジナリティのある伝え方ができる記事はかなり付加価値が高いです。
もちろん、おもしろいだけでなく「分かりやすい」は大前提です。
記事のタイトル(テーマ)に沿った内容か?
記事のテーマから脱線した内容が含まれていないかチェックします。
この記事の場合「文章のチェックポイント」について説明しているわけですが、この文章の中に「コピーライティングとは何か?」みたいな関係のない内容が混ざってることは、実際によくあるのです。
【提案編】
読者に対して良い提案ができているかどうかの部分です。
読者がやるべきことが具体的に示されているか?
わざわざGoogleで検索して記事を読みに来る読者は何かしら知りたいことがあったり、解決したい問題・悩みをもっています。
読者はできるだけ具体的な解決策を求めています。
目の疲れの場合、
「目にやさしい生活をしましょう」よりも
「目の周辺をマッサージしましょう」が具体的。
「目の周辺のマッサージ方法をステップバイステップで説明」
だと、さらに具体性が増します。
このように、できるだけ具体的な提案をするようにしてください。
読者が提案を受け入れるべき理由付けがされているか?
「目の周辺のマッサージ方法をステップバイステップで説明」の場合、”なぜ”そのマッサージをすることがベストな提案なのか読者が納得できる理由を説明しましょう。
【文末編】
記事の文末は、書き出しと同様に大事です。
読者に読まれやすいのは記事の「最初と最後」だからです。
文章の内容をまとめた内容があるか?
最後に確認の意味もこめて、文章の内容を手短にまとめましょう。
まとめ
以上が僕が外注さんの記事を添削するときに確認しているポイントになります。
ポイントを押さえて世の中の役に立つクオリティの高い記事を書いていきましょう!
コピーライター
住田辰範
※ネタバレ注意※7852人が知ってるコピーライティングのタネあかし
実は、あなたが今読んでくれたこの記事にも様々なコピーライティングのテクニックを使っています。
バンドワゴン効果やツァイガルニク効果、メリットとデメリットの両面提示などなど…
読者に共感してもらい、人を動かす文章のマニアックなテクニックを無料で公開していますので、「心を操るコピーライティング講座」を読んでみてください↓
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