宣伝会議とは?コピーライター養成講座で学べる内容や口コミ評判も紹介
セールスコピーライター・ウェブマーケター。「コピーライティング」「セールスコピーライター」でGoogle検索1位獲得。自身のコピーライティング技術をメルマガで全て無料公開していて読者は7000人超。
今回は、株式会社宣伝会議が主催している「コピーライター養成講座」についてお話をしていきます。
セールスコピーライターを目指す人で、宣伝会議のコピーライター養成講座の受講を考えている人は多いです。
というのも宣伝会議のコピーライター養成講座は日本で初めて設立されたコピーライター教育の場であり、コピーライターを目指す人にとっては1つの王道であると認識されているからです。
ただそうは言っても結局気になるのは、「宣伝会議のコピーライター養成講座で学べば本当にコピーライターとしてご飯が食べていけるようになるのだろうか?」というところですよね。
そこで今回は、宣伝会議のコピーライター養成講座について、その内容や評判、口コミを調査してまとめてみました。
宣伝会議のコピーライター養成講座を受講しようか迷っているなら、ぜひ今回の記事を参考にしてください!
目次
株式会社宣伝会議とは?何をしている会社?
株式会社宣伝会議は、宣伝や広告の分野を得意とする出版社です。
(画像引用:宣伝会議)
本社所在地 | 東京都港区南青山3-11-13 新青山東急ビル9階 |
設立 | 1954年4月 |
代表者 | 代表取締役 東英弥 |
資本金 | 5億円(2018年5月1日時点) |
(参考:株式会社宣伝会議_会社概要)
ただ出版社であるとは言っても、出版業だけに力を入れているわけではありません。
宣伝会議では、主に以下の5つの事業を手掛けています。
- 雑誌・Web(月刊誌、Webメディアなど)
- 書籍・年鑑
- 教育講座・研修
- イベント・セミナー
- アワード(宣伝会議賞など)
コピーライター養成講座は、3番の教育講座・研修の事業として取り組んでいるわけですね。
また株式会社宣伝会議は、日本で初めて広告専門誌を創刊した企業としても有名です。
会社を設立した1954年に、日本初の広告専門誌『宣伝会議』を創刊しました。
そしてさらにその3年後の1957年には、今回のテーマでもあるコピーライター養成講座を開講しています。
このように株式会社宣伝会議は、実に60年以上もの歴史を持つ広告業界の老舗的な企業です。
そして長年蓄積された広告におけるノウハウは、コピーライター養成講座にも存分に取り入れられています。
ちなみに宣伝会議ではポスターに記載する女性モデルを半年に一度決めているのですが、「あのモデルの女の子は誰だ!?」と話題になることも多いです。
なんと過去には、ブレイク前の高畑充希さんがモデルとして起用されていたこともありました。
このように話題になるモデルを起用して注目を集めるということができるのも、広告業界の老舗として流行を見抜くノウハウがあるからこそですね。
宣伝会議「コピーライター養成講座」で学べる内容とは?
宣伝会議のコピーライター養成講座は、コピーライティングの知識やスキルはもちろん、広告業界で必要な基礎知識についても学べる講座です。
(画像引用:宣伝会議_コピーライター養成講座)
コピーライター養成講座には3つのコースが存在しており、目的に合わせて選択することができます。
- 基礎コース……広告やコピーライティングの基礎を学ぶ
- 上級コース……基礎コースで学んだ人に向けたより実践的なトレーニングを行う
- 叩き上げコース……広告会社に属さずにコピーライターになるための知識や考え方を学ぶ
※先輩コースという先輩ライターから話を聞くコースもありますが、この記事を書いている現在は開催予定が未定となっています。
中でも多くの人が検討しているであろう基礎コースについては、以下のようなカリキュラムが組まれています。
〇基礎コース
〇広告クリエイティブの基礎
・広告の種類
・コピーライターの素質とは
・コピーライター/CMプランナー/CMディレクターの仕事とは
・コンセプトの発見 ・クリエイティブブリーフの作り方〇広告クリエイティブ発想法
・What to sayとHow to say
・切り口の増やし方
・広告アイディアの広げ方
・CM企画の発想法
・コピーとビジュアルの関係を考える〇メディアごとの特徴
・新聞・雑誌の広告
・TVCM
・ラジオCM
・ダイレクトマーケティングの広告
・コミュニケーションデザインの考え方〇課題添削と講評
・キャッチフレーズを作る
・ネーミングを作る
・ボディコピーを書く
・CMコンテを書く
・ラジオCMコンテを書く
・業種別 少人数クラス
・卒業制作課題
このように、広告の基礎を学びつつ課題をこなし、卒業制作として実際にコピーライティングに挑戦するといった内容になっているわけですね。
もしかするとカリキュラムを見て、「コピーライティング以外の内容が多いな……」と感じたかもしれませんが、それは宣伝会議のコピーライター養成講座が「何をいうべきか」の部分を重要視しているからです。
(画像引用:宣伝会議コピーライター養成講座)
上の図のように宣伝会議は、「何をいうべきか」が土台にあって、その上に表現の原則があり、さらにその上にやっと細かなテクニックがあると考えています。
実際コピーライティングでは、伝え方よりも伝える内容の方がはるかに重要です。
とくにキャッチコピーを作る場合は、僕もかなり多くの候補を書き上げて、その中から本当に伝えるべき1つを選び取ります。
だからこそ宣伝会議のコピーライター養成講座では本当に伝えるべきことを選び取れるように、ライティングスキルだけでなく、広告やマーケティングに関する知識についてもしっかりと教えているわけですね。
宣伝会議のコピーライター養成講座がほかの講座やセミナーと違うところ
最近は日本でもコピーライターの有用性が認知され始め、「コピーライター養成講座OCS」やダイレクト出版の「12週間セールスライティング通信講座」など、さまざまな講座やセミナーが開催されるようになりました。
しかしその中でも宣伝会議のコピーライター養成講座には、4つの特徴的な部分があります。
- 切磋琢磨できる環境が整っている
- 広告業界の基礎知識も教えてもらえる
- 開校から60年以上の歴史がある
- 講師1人に対する受講人数が多い
これらの特徴が魅力的だと感じるなら、数ある講座やセミナーの中から宣伝会議のコピーライター養成講座を選んでも良いのではないかと思います。
それでは特徴について、一つずつ詳細を説明していきますね。
宣伝会議のコピーライター養成講座が特徴的なところ1.
切磋琢磨できる環境が整っている
宣伝会議のコピーライター養成講座でもっとも特徴的なところは、一緒に学ぶ仲間と切磋琢磨できる環境が整えられているところです。
そもそもコピーライティングを教える講座には、オンラインのものが多いといった特徴があります。
その方が場所を選ばずにどこからでも学ぶことができるので、それはそれでメリットがあるからです。
しかし宣伝会議のコピーライター養成講座は、あえてオンラインではなく、主要6都市(東京、大阪、名古屋、福岡、金沢、札幌)でのオフライン講座を開催しています。
そのため受講者同士が同じ教室で出会うことになり、切磋琢磨しつつ横のつながりを形成できる仕組みになっているのです。
そうなればもちろんモチベーションの向上にも繋がりますし、いざコピーライターとして独立してからも関係を維持しておけば、お互いに助け合ったり情報共有をしたりすることだってできます。
さらに課題がある講座では、上位10名に「金の鉛筆」というものが贈られる仕組みがあります。
基礎コースではだいたい120名ていどが一緒に講座を受けることになるのですが、金の鉛筆を貰えるということは、その中でも頭一つ抜け出すことができたということです。
そのため受講生たちは金の鉛筆を手にすることを目標として、モチベーションを上げることができるというわけですね。
このように宣伝会議のコピーライター養成講座には、オンラインの講座にはない、受講者同士が刺激し合える環境が整っています。
1人でがんばり切れるか不安だという場合や、卒業してからも一緒に学べる仲間が欲しいという場合には、その環境が大きなプラスに働くのではないでしょうか。
宣伝会議のコピーライター養成講座が特徴的なところ2.
広告業界の知識も教えてもらえる
先にも少し説明しましたが、宣伝会議のコピーライター養成講座では「何をいうべきか」を非常に重要視しているため、広告業界の基礎的な知識もしっかりと教えてもらえます。
基礎コースのカリキュラムで言うと、たとえば「広告の種類」や「広告アイディアの広げ方」などですね。
コピーライティング系の講座やセミナーの中には、小手先のテクニックだけを教えるものも少なくありません。
しかし実際に重要なのは、ニーズをきちんと読み取り、人の心を動かせる情報を選び取ることです。
だからこそ宣伝会議のコピーライター養成講座は、広告会社が社内研修として導入できるような講座内容となっています。
広告やマーケティングに関する基礎知識がない場合には、宣伝会議のコピーライター養成講座がしっくりとくるのではないでしょうか。
宣伝会議のコピーライター養成講座が特徴的なところ3.
開校から60年以上の歴史がある
宣伝会議のコピーライター養成講座は1957年開校ということで、ほかの講座やセミナーと比べてもかなり長い歴史があります。
そのためノウハウがしっかりと蓄積されており、安心して学ぶことができるのです。
また宣伝会議は業界の老舗ということで、製作会社とのコネも持っています。
たとえば製作会社から求人情報が来ることがあったり、卒業制作が有名企業の広告として採用されるチャンスがあったりと、老舗ならではの強みがあります。
とくに卒業制作が有名企業の広告として採用された場合は大きな実績となるので、かなり魅力的なチャンスです。
ライバルも多く、チャンスは卒業制作の1度きりですが、自信があるならチャレンジしてみても良いのではないでしょうか。
宣伝会議のコピーライター養成講座が特徴的なところ4.
講師1人に対する受講人数が多い
宣伝会議のコピーライター養成講座には少し残念な特徴として、講師1人に対する受講者が多いというものがあります。
基礎コースでは約120名もの受講者が1人の講師に教わることになるのですが、正直ここまで受講者が多いのは稀です。
これだけの人数を1人の講師が教えるとなると、当然埋もれてしまう人も出てきます。
たとえば課題に対するフィードバックも、上位に食い込めば講師から直接受けることができますが、それ以外の人はシートに書かれた数行のコメントだけです。
そのため宣伝会議のコピーライター養成講座を受けるなら、100人以上のライバルに打ち勝つつもりで、積極的に挑まなければいけません。
逆に、メンターに手取り足取り教えてもらいたいという場合には、個人コンサルを受けるなど、宣伝会議のコピーライター講座以外の学び方を考えた方が良いですね。
宣伝会議のコピーライター養成講座には無料体験のコースもある
ここまで宣伝会議のコピーライター養成講座の内容についてお話をしてきましたが、迷っているようなら無料体験講座に参加してみるのがおすすめです。
基礎コースの無料体験講座では、約1時間半の時間で広告コピーを書いて、広告クリエイターからの講評を受けることができます。
時間が短いのでこの講座だけで何かを学び取ることは難しいかもしれませんが、コピーライター養成講座の雰囲気を感じ取れたり、気づきを得たりすることはできるのではないでしょうか。
宣伝会議のコピーライター養成講座は基礎コースで16万円と、決して安いものではありません。
だからこそ迷っているという人も多いと思うので、まずは無料体験講座に参加して雰囲気を掴んでみてはいかがでしょうか?
※手前みそではありますが、まずは無料でコピーライティングというものを学んでみたいというのなら、僕が運営しているメール講座「心を操るコピーライティング講座0章」もよろしくおねがいします。
もちろん無料で登録していただけるメール講座なのですが、コピーライティングの基礎や学び方について詳しく解説する内容となっているので、少なくとも1時間半の講座よりも情報量はかなり多いはずです。
また僕自身、広告会社に属さずにコピーライターになったので、そういった働き方を望んでいる場合も、僕のメール講座が参考になるかと思います。
【評判、口コミ】宣伝会議の講座で本当にコピーライターになれるのか?
ここからは実際に宣伝会議のコピーライター養成講座を受講した人の評判や口コミを紹介していきます。
結局のところ気になるのは、宣伝会議のコピーライター養成講座を受ければコピーライターとして食べていけるようになるのか? ということですよね。
言うまでもないかもしれませんが、コピーライター養成講座を受けたからといって、誰もがコピーライターの職につけるとか、独立してコピーライターとして仕事ができるわけではありません。
この記事を書くにあたって、ネット上にある口コミや評判を調べてみましたが、
真剣にコピーを学びたくて、積極的に自分から行動したという人ほど「講座に参加して良かった」という意見が目立ちました。
以下に、実際にコピーライター養成講座した人たちのブログや、SNSへの投稿を引用しておきます。
積極的に横との繋がり、講師との繋がりを持つ人にはとても便利な場所になる事は間違いないです。
宣伝会議の事務局の人も就職に関してなど相談したければ個別で時間をとって話を聞いてくれます。
講座で友達になった大学生は自分から講師の人に個人的に課題を出して貰うなどしてかなり積極的に行動を起こしていました。
そんな風に積極的に動いていた彼はその後コピーライターになりました。
僕のような軽い気持ちではなく彼のように絶対になるんだという強い気持ちを持った人はこの講座に行く意味、利用する価値が充分にあると思います。
(引用:人生のレールってどこにあるの?)
- 受講生はかなり多い
- いろんな講師の講義を受けられる
- 基本的に個人作業
- 最後に質問できる、並ぶけど
初回を受けてみて感じたのは、フツーにいい講座だなということです。「お前本当にコピーライターなる気あるんか」ていうくらいクソな感想ですいません
でも実際、「コピーの基礎の部分からコピーライティングを段階的に学んでいく」というのは独学では難しいだろうな、と思います。独学だと小手先のテクニックばっかりになりそうで。
そう考えても、コピーライティングを学ぶためにコピーライター養成講座を受講するのは正解だと思います。段階的に基礎からコピーライティングについて学ぶことができますしね。
(引用:COPY RIDING)
2017年秋から受講している、#宣伝会議コピーライター養成講座。
事前に課題を提出し、優秀者1〜10位は講座の中で発表されて金の鉛筆がもらえる。今一番欲しいものは、この「金の鉛筆」。仕事しながらはなかなか大変だが、会社の昼休みや趣味を返上して取り組んでいる。残り半分も突っ走るつもり。
— enanosuke (@enanosuke_copy) 2018年1月9日
コピーライター養成講座に通っていた2年前。本当に毎週楽しかった。課題に向かう時の苦しさと清々しい達成感。鉛筆を貰った時の喜び。ダメだった時の悔しさ。中西で語り合った時間。全部、全部いまの自分を構成してる。
また、あんな風に言葉に埋もれたい。#宣伝会議 #コピーライター養成講座— 林檎の樹はうまく笑えない (@kakukaku_shu) 2019年6月7日
【まとめ】宣伝会議のコピーライター養成講座で技術は学ぶことができる
今回は宣伝会議のコピーライター養成講座についてお話をしてきました。
評判や口コミなどからも、内容はとても真っ当で、コピーライティングの技術については問題なく学ぶことができます。
一方で、一度の講座に対する参加人数が多すぎるという問題もあります。
そのため宣伝会議のコピーライター養成講座では、こちらから積極的に動いていかないとなかなか成長することはできません。
ただ、コピーライターは自発的に動くことが求められる職業でもありますので、そういう意味では良い勉強の場だと考えることもできます。
あと口コミでよく見かけたのが、コピーライター養成講座で学んだだけではコピーライターになれないという意見でした。
コピーライター養成講座を学んで実際にコピーライターになった人は、スキルを身に付けただけでなく、人との繋がりをつくるために積極的に行動していたようです。
やはり結局のところ、知識やスキルを身に付けたうえで「自分自身がどう動くか」というところが重要だということですね。
以上が、宣伝会議のコピーライター養成講座についてのまとめです。
コピーライティングの知識を根本から身に付けたいという場合にはおすすめできる反面、じっくり手取り足取り教えてもらいたいという場合には向いていない講座であると言えますね。
ちなみに、コピーライティングの知識を身に付けたいなら、僕が運営しているメール講座「心を操るコピーライティング講座」に登録してみてください。こっちは無料です。笑
コピーライティングをお金に変えるマネタイズスキルについてもお伝えしているので、コピーライターとして独立したいという場合にも参考にしていただけるかなと思います。
※ネタバレ注意※7852人が知ってるコピーライティングのタネあかし
実は、あなたが今読んでくれたこの記事にも様々なコピーライティングのテクニックを使っています。
バンドワゴン効果やツァイガルニク効果、メリットとデメリットの両面提示などなど…
読者に共感してもらい、人を動かす文章のマニアックなテクニックを無料で公開していますので、「心を操るコピーライティング講座」を読んでみてください↓
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