初心者でも失敗しないブログの書き方テンプレート!やりがちな12個の間違いとは?
2021/12/09
セールスコピーライター・ウェブマーケター。「コピーライティング」「セールスコピーライター」でGoogle検索1位獲得。自身のコピーライティング技術をメルマガで全て無料公開していて読者は7000人超。
今回の記事ではブログ初心者の95%がやってしまいがちな12個の失敗を紹介していきます。
とくにこんな悩みを持っている場合は、今回の記事がお役に立てるはずです。
- ブログ初心者で書き方がわからない
- ブログ記事を書いているけどいまいちアクセスが集まらない
- ユーザーの滞在時間が短い(しっかり記事を読んでもらえていない)
- ブログを上手く書くコツが知りたい
- 初めてブログを書くので、書き方の手順から教えてほしい
これらの悩みを解決するために、以下のような内容を具体的にお伝えしていきます。
気になる部分から読んでみてくださいね。
実際、僕も色々とブログ記事を読み漁っていたりするのですが、今回紹介するような失敗を含む文章は本当に数多くあります。
つまり逆を言えば、今回の記事の内容をきっちり押さえてさえおくことで、多くの競合に対して優位に立てる記事(検索順位が上がる、多くの人の共感を得られる)が書けるということです。
失敗1つ1つはそんなに難しい内容ではないので、ぜひこの機会にマスターして、自分のブログ記事にも反映させてみてください!
目次
- 95%のブログ初心者がやりがちな12個の間違った書き方
- ブログ初心者の間違った書き方1. 「みんな」に向けて書いてしまう
- ブログ初心者の間違った書き方2. 「起承転結」の文章テンプレートを使ってしまう
- ブログ初心者の間違った書き方3. いきなり本文を書き出してしまう
- ブログ初心者の間違った書き方4. リサーチに時間をかけない
- ブログ初心者の間違った書き方5. 難しい言葉(専門的な言葉)を多用してしまう
- ブログ初心者の間違った書き方6. 一文を長くしすぎてしまう
- ブログ初心者の間違った書き方7. すべての文章が読まれる前提で書いてしまう
- ブログ初心者の間違った書き方8. 適当なタイトルを付けてしまう
- ブログ初心者の間違った書き方9. 単調な書き方をしてしまう
- ブログ初心者の間違った書き方10. アイキャッチ以外の画像を入れない
- ブログ初心者の間違った書き方11. 出典を記載しない
- ブログ初心者の間違った書き方12. 書き手の人物像が明確になっていない
- 初心者でも失敗しないブログ記事の書き方7手順(テンプレート)
- 各ブログ媒体の特徴【おすすめの媒体は?】
- 初心者がブログの書き方を覚えるのに最適な本
- 【まとめ】初心者でも失敗しないブログの書き方のコツは事前準備にある
- ※ネタバレ注意※7852人が知ってるコピーライティングのタネあかし
95%のブログ初心者がやりがちな12個の間違った書き方
今回紹介するブログ初心者がやりがちな間違った記事の書き方は全部で12個です。
- 「みんな」に向けて書いてしまう
- 「起承転結」の文章テンプレートを使ってしまう
- いきなり本文を書き出してしまう
- リサーチに時間をかけない
- 難しい言葉(専門的な言葉)を多用してしまう
- 1文を長くしすぎてしまう
- すべての文章が読まれる前提で書いてしまう
- 適当なタイトルを付けてしまう
- 単調な書き方をしてしまう
- アイキャッチ以外の画像を入れない
- 出典を記載しない
- 書き手の人物像が明確になっていない
ブログ記事を書くときにこの12個の間違いをしないよう注意すれば、それだけで文章のレベルをグッと引き上げることができます。
つまり冒頭でもお話ししたとおり、読みやすく、検索上位に上がりやすい(SEOに強い)記事が書けるようになるということですね。
それでは1つずつ、詳細を説明をしていきましょう。
ブログ初心者の間違った書き方1.
「みんな」に向けて書いてしまう
ブログ記事の場合、多くの人が読んでくれるものだからということで「みんな」に向けて書いてしまう人が多いのですが、これは間違った書き方です。
ブログ記事は「みんな」に向けてではなく、しっかりとターゲットを絞ったうえで「個人」に向けて書くのが正解となります。
要はペルソナを設定して、そのペルソナ個人に向けて語り掛けるように記事を書いてくださいということですね。
ターゲットを絞ったうえでペルソナを設定し、そのペルソナに向けて記事を書けば、そのペルソナと属性の近い読み手がより自分のことであると感じてくれるようになります。
そして読み手が記事の内容を自分事だと感じてくれれば、それだけしっかりと読み込んでくれるようになるのです。
たとえば以下の、「日記をみんなと個人(ペルソナ=高校生)に向けて書いた例」を見比べてみてください。
×みんなに向けて書いてしまっている文章
みなさんは日々をどのようにお過ごしでしょうか?
学生、会社員、主婦、老後、いろいろな立場の人がいるかと思いますが、今を一生懸命生きるということは非常に大事なことです。
今という時間は2度と戻ってきません。
だからこそ今このときを、有意義に過ごしてください。
〇個人(高校生)に向けて書いている文章
あなたは高校生活をどのように過ごしていますか?
高校生活は基本、人生100年といわれるなかで、一生のうち3年間しかありません。
それが終われば、その青春はもう2度と戻ってこないのです。
だからこそその3年間を、悔いのないように一生懸命、有意義に過ごしてください。
この2つの文章を実際に高校生が読んだとしたらどうでしょうか?
おそらく後者の方がより心に届き、しっかりと読み込んでもらえるはずです。
このようにブログ記事は、「みんな向け」と「個人向け」で読み手に与える印象がずいぶんと変わります。
もちろん、ターゲットとしている読み手により文章を読み込んでほしいなら、「個人向け」で書くべきであるということですね。
ブログ初心者の間違った書き方2.
「起承転結」の文章テンプレートを使ってしまう
ブログ初心者は「起承転結」で文章を書こうとしてしまいますが、「起承転結」はあくまでもストーリーを書くときのテンプレートであり、ブログ記事には向いていません。
ブログ記事を書くときに使うべきは、レポートを書くときなどに推奨される「PREP法」という文章テンプレートです。
⇒具体例で学ぶPREP法!美しいPREPの記事10選と練習法
「起承転結」と「PREP法」の違いは以下のようになっています。
×起承転結
- 起……物事の背景や事前に知っておいて欲しい情報を伝える
- 承……ストーリーの導入にあたる部分を伝える
- 転……ストーリーが転じて動き出す部分を伝える。起承転結においては1番メインとなる部分
- 結……「転」の部分に対してどのように対処したのか、何が起こってどうなったのかを伝え、話をしめる。話の結論にあたる部分
〇PREP法
- 結論(Point)……話の結論、要点から話し始める
- 理由(Reason)……最初に上げた結論の理由を説明する
- 事例、具体例(Example)……話の具体例を挙げる
- 結論(Point)……再度、結論で話をまとめる
ブログ記事を書くなら、PREP法を採用して結論から書き出す必要があるということですね。
ちなみに、ブログ記事を書くときにPREP法が向いているとされている理由は主に2つです。
- GoogleがSEOに強い文章テンプレートとしてPREP法を推奨している
- ブログは情報収集に使われることが多いため
まず最初の理由に、「GoogleがSEOに強い文章テンプレートとしてPREP法を推奨している」というものがあります。
SEOとは、検索エンジンで自分の記事を上位表示させるために行う対策のことです。
そして、GoogleやYahooの検索エンジンにおける検索順位についてはGoogleのAIが決めています。
つまり検索上位に記事を表示させたいなら、Googleが推奨する文章テンプレートを使った方が良いということですね。
SEOについては「【SEOとは?】コピーライティングとの違いや書き方を解説!」という記事でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。
そしてもう1つの理由として、「芸能人ブログなどを除いたブログは、情報収集で使われるケースの方が多い」というものがあります。
基本的にブログは、「ブログの書き方」や「パソコン 安い」といったような目的がハッキリしている検索ワードから流入してくるユーザーが多いです。
そしてそういったユーザーは、もったいぶってなかなか結論を教えてくれない記事より、すぐに結論を教えてくれる記事を求めています。
たとえば「ブログの書き方」という検索ワードに対する文章を、「起承転結」と「PREP法」で書いてみましょう。
×起承転結で書かれた文章
- 起「ブログを上手に書くことができれば、多くの人に文章を読んでもらえるようになります」
- 承「まずは起承転結でブログを書いてみてください。きっと上手くはいかないでしょう」
- 転「そこで文章を書くテンプレートを別のものに変える必要が出てきます」
- 結「そのテンプレートこそがPREP法です。PREP法でブログを書くことこそが、ブログを上手に書くコツだったのです」
〇PREP法で書かれた文章
- P「ブログを上手に書くコツは、PREP法のテンプレートを使うことです」
- R「なぜならブログは情報収集に多く使われるものであり、レポートのように結論を先に述べる書き方が望まれているからです」
- E「たとえばとりあえず商品の値段が知りたい、というときに、パッと値段を教えてくれる店員と、商品の素材やこだわりを長々と話したあとでやっと値段を教えてくれる店員では、前者の方がより好感が持てるのではないでしょうか」
- P「ブログの読み手もそれと同じであるため、ブログ記事にはPREP法を使う方が望ましいと言えるわけですね」
いかがでしょうか?
ストーリーを読み進めているときならともかく、とにかく情報が知りたいというときに起承転結で結論をもったいぶられてしまうと、情報収集がとてもやりにくくなってしまうと思いませんか?
一方PREP法なら、結論の理由や具体例まで説明されるので、より情報がすんなりと頭に入ってきます。
だからこそブログ記事を書くときは起承転結ではなく、結論から書き始めるPREP法のテンプレートを使うべきなのです。
ちなみにPREP法については別記事で詳しく解説しているので、そちらも参考にしてみてください。
⇒具体例で学ぶPREP法!美しいPREPの記事10選と練習法
ブログ初心者の間違った書き方3.
いきなり本文を書き出してしまう
ブログ記事はいきなり本文を書き出すのではなく、先に情報収集や競合調査をして構成を組み立ててから書き出してください。
そうしなければ、本当にユーザーが求めている情報(ニーズ)や競合の強さがわからないままブログ記事の本文を書き出すことになってしまいます。
そうなれば当然、記事の質は落ちるということですね。
そこで僕がやっていて、外注のライターさんにもやってもらっているのが、「記事の設計書を作成してもらうこと」です。
要は先に情報収集をして、どんな記事を書くのか構成をまとめてからブログ記事本文を書き出しているということですね。
ちなみに、実際に僕が使っている設計書のテンプレートを無料で公開します。
以下のリンクからダウンロードできるので、ぜひ使ってみてください。
⇒設計書(テンプレート)のダウンロードはこちらから (xlsxファイル)
また、設計書の作成方法については以下の動画で説明しています。
記事を書く前の情報収集についてかなり詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ブログ初心者の間違った書き方4.
リサーチに時間をかけない
記事を書くとき、リサーチにかかる時間をできるだけ短縮しようとする人がいるのですが、その考え方は間違っています。
なぜならリサーチに時間をかけないということは、それだけ情報が偏ってしまうことに繋がるからです。
たとえば知らないジャンルの記事を書くとき、別サイトの1記事だけを参考にして記事を書いてしまうと、参考にした記事を少し書き換えただけの記事になってしまいます。
しかも最悪そのサイトが間違った情報を載せていた場合は、そのまま間違った情報を自分のブログ記事にも反映させることになってしまうのです。
自分が知っている知識だけを書くときも、既存の知識だけでは内容が薄くなったり、情報が間違っていたりします。
だからこそブログ記事を書くなら、リサーチにしっかり時間をかけ、色々な情報を参考にしなければいけません。
もちろん、前述した設計書を作成するときにも時間はかかりますし、記事を書いている最中にもわからないところがでてきたらすぐに調べる必要があります。
記事の内容によっては、執筆よりもリサーチの方に多くの時間がかかるという場合もあるのです。
よく記事を書くスピードを上げようとしてリサーチ時間を削ってしまうブログ初心者がいますが、それは間違った方法であると認識しておいてください。
ブログ初心者の間違った書き方5.
難しい言葉(専門的な言葉)を多用してしまう
ブログ初心者はついつい専門性を出そうとして難しい言葉を多用してしまいますが、それは間違いです。
なぜなら難しい言葉を多用することで、あなたの記事を読める人が減ってしまうからです。
たとえば、以下の文章を読んでみてください。
×難しい言葉を使った文章
ストーリーテリングを行うときは神話の法則を使うと効果的です。
〇難しい言葉をできるだけ使わない文章
伝えたいことを体験談やエピソードで印象的に伝えたい場合、神話の法則という物語作成の型に当てはめて説明していくと効果的です。
この2つの文章は、意味自体はまったく同じです。
しかし、難しい言葉を使っている1つ目の文章では、「ストーリーテリング」や「神話の法則」という言葉を知っている人にしか意味が伝わりません。
一方、難しい言葉をあえて使わない、もしくは使ってもきちんと説明を入れるようにしておけば、より多くの人に文章の意味を理解してもらえます。
このようにできるだけ簡単な言葉で文章を書くことで、より読みやすい記事が完成するのです。
ブログ初心者の間違った書き方6.
一文を長くしすぎてしまう
ブログ初心者はついつい一文を長くしてしまいがちですが、一文はできるだけ短くなるように心がけましょう。
ただ、とにかくぶつ切りにすれば良いというものではなく、「一文一意」を心掛けることが重要となります。
ちなみに「一文一意」とは、1つの文章に1つの意味を持たせるということを指す言葉です。
ここでいう一文とは、「~。」で区切る文章のことをいいます。
たとえば、以下の文章を読んでみてください。
×一文一意ではない文章
ブログ初心者はついつい1つの文章を長くして読みにくくしがちですが、文章を上手く書くためには一文を長くしすぎないことがコツで、とはいえ文章をぶつ切りにすれば良いというわけではなく、1つの文章に1つの意味を持たせる「一文一意」を心掛けることが重要となります。
いかがでしょうか?
一文が長く、しかも色々な意味が含まれているため、非常に読みにくいと感じたのではないでしょうか?
一方、以下のように「一文一意」で書き分けてみるとどうでしょうか。
〇一文一意の文章
ブログ初心者はついつい1つの文章を長くしがちです。
一文を長くしすぎてしまうと文章は読みにくくなってしまいます。
そのため、この一文をできるだけ短くすることこそが文章を上手く書くコツとなるのです。
しかし、だからといってただ文章をぶつ切りにすれば良いというわけではありません。
1つの文章に1つの意味を持たせる「一文一意」を心掛けることが、文章を書くうえでは重要となります。
こちらの方が「一文一意ではない文章」に比べて読みやすく、意味もすんなり頭に入ってくるのではないでしょうか。
このように「一文一意」を心掛けて1つの文章を長くしすぎないことで、文章は格段に読みやすくなるのです。
ブログ初心者の間違った書き方7.
すべての文章が読まれる前提で書いてしまう
ブログ記事が上から下までしっかりと読み込んでもらえるものだと思っているのなら、その考え方は間違っています。
というのもブログ記事は、流し読みされることの方が圧倒的に多いものだからです。
そのためブログ記事を書く場合は、流し読みされても記事の内容がユーザーに伝わるような工夫が必要となります。
たとえば以下のような工夫が効果的ですね。
- 冒頭の文章はユーザーの興味を惹くような書き方を心掛ける
- Hタグはそこに何が書かれているかが一目でわかるようにする
- 本当に伝えたいところは文章の色を変えたり太字にしたりして流し読みでも目に留まるようにする
- 記事の最後にはその記事のまとめを書く(誘導したいリンクがあれば記載しておく)
このような工夫を取り入れれば、ユーザーの興味を惹いて流し読みがされにくくなりますし、仮に流し読みをされても伝えたい内容があるていどは伝わるようになるはずです。
ちなみに「ヒートマップ」というツールを使えば、ブログ記事のどこがよく読まれていて、どこで離脱が起こっているのかを視覚的に把握することができます。
たとえば以下の画像のように、何%のユーザーが記事をどこまで読み進めているのかを可視化することもできるのです。
この画像で言うと、少し読み進めたあたりで約半数の45%が記事から離脱していることがわかりますね。
つまり、冒頭を修正してでユーザーの興味を惹くことができればより多くの人に読み込んでもらえるのではないか、という仮説を立てることができるわけです。
基本有料なのですが、このように非常に便利なツールなので、余裕があればぜひ導入してみてください。
ヒートマップの中でもとくに有名なのは、以下の3ツールです。
ちなみに僕は「ミエルカ」を使っていますよ。
ブログ初心者の間違った書き方8.
適当なタイトルを付けてしまう
「適当なタイトル」や「キーワードを詰め込んだだけのタイトル」を付けたブログ記事をよく見かけます。
しかし実は、タイトルこそがブログ記事の中でもっとも頭を悩ませなければいけない部分なのです。
そもそもユーザーは、まず最初にタイトルを見て興味を惹かれ、ブログ記事にアクセスしてきてくれます。
なのにそのタイトルを適当に付けてしまうと、記事を読みに来てくれる人が激減してしまうのです。
そうなれば当然、たとえどれだけ良い記事を書いても意味がありません。
たとえば、以下の2つのタイトルを見比べてみてください。
- ブログ初心者に書き方を解説!旅行ブログやゲームブログのコツとは
- ブログ初心者は要注意!95%のブロガーが一度は失敗するブログの書き方
上は検索ボリュームのあるキーワードを並べただけのタイトルで、下は今回の記事のタイトルです。
上のタイトルの場合、「旅行ブログ」や「ゲームブログ」という検索ボリュームのあるキーワードを入れ込んでいるのですが、それら以外のブログを作ろうとしている人には響かないタイトルとなっています。
さらに言えば、「この記事が気になる!」というインパクトもありません。
一方下のタイトルの場合、この記事を読んでほしい「ブログ初心者」がきちんと興味を持てるようなタイトルにしてあり、また95%という数字を入れることでユーザーの目を引くように狙っています。
このようにタイトルは、読んでほしいターゲットに狙いを定めたうえで、ついついクリックしたくなるようなインパクトを与えるものが望ましいです。
実は僕が運営しているブログでも、タイトルを変えただけでアクセスが急増した記事がいくつかあります。
ブログ記事にとって、タイトルとはそれくらい重要なものなのです。
ブログ初心者の間違った書き方9.
単調な書き方をしてしまう
単調な文章の書き方をしてしまうと文章が読みにくくなってしまうので、注意してください。
とくに以下のような文章はよく見かけますね。
- 「~です」、「~ます」などの語尾について、どれか1つが何度も連続している
- 改行が少ない、もしくはない
- 太字、赤字を使っていない
たとえば、以下の2つの文章を見比べてみてください。
×単調な文章
単調に文章を書くと読みにくくなってしまいます。そのため、改行を入れたり太字や赤字で強調したりする必要があります。そうすることで、文章は格段に読みやすくなります。
〇単調ではない文章
単調に文章を書くと読みにくくなってしまうので注意してください。
単調な文章を回避するためには、上手く改行を入れたり、太字や赤字で強調したりすることが効果的です。
そうすることで文章は格段に読みやすくなります。
この2つは同じ意味の文章ですが、どちらかというと後者の方が読みやすいと感じたのではないでしょうか。
スペースが限られていないブログ記事の場合、まるで新聞のように文字をギュッと詰め込んでしまうと、多くのユーザーが文章を読む前にブラウザバックをしてしまいます。
ちょうど今読んでいただいているこの記事のように、改行や太字、赤字でアクセントをつけることで、ユーザーにとって取っつきやすく、読みやすい文章になるのです。
あとは、読んでいるときのリズム感も意外と重要になります。
記事が書けたら1度自分で読んでみて、スラスラと頭に入ってくるかどうか確認してみると良いですね。
ブログ初心者の間違った書き方10.
アイキャッチ以外の画像を入れない
アイキャッチ以外に画像を入れていない長文記事をよく見かけますが、文章だけが続いてしまうとユーザーが疲れてしまって離脱しやすくなるので注意してください。
小説や新聞のように「読むぞ!」という意思を持って読んでもらえる媒体なら良いのですが、ブログは前述したとおり流し読みが前提の媒体です。
そのため、ザっと流し見たときに画像がなく文章ばかりだと、ユーザーが読むのをためらってしまい、そのままブラウザバックされる可能性が高くなってしまうのです。
記事に関連性のある画像があるならそれを載せたり、オリジナルで図解画像などを作るのがベストです。
そういった画像が必要ない場合でも、本文が長い場合は文中に画像を入れましょう。
ただ、文章の流れを断ち切ってしまうといけないので、あくまでも話が切り替わるタイミングで差し込むようにすると良いですね。
ブログ初心者の間違った書き方11.
出典を記載しない
書籍や別の記事を参考にしてブログ記事を書いた場合、その参考元にユーザーを持って行かれてしまうのを恐れて出典を書かない人もいますが、それは間違いです。
仮に出典元が書籍であったり、もしくは一次情報を載せているサイト(情報の最初の出どころ)であったりした場合は、出典元を明記し、リンクを貼った方が記事の評価は高くなります。
ちなみにこの場合の評価というのは、「ユーザーからの評価」と「Googleからの評価」です。
たとえばあなたがブログ記事の読み手であった場合、同じくらい情報が綺麗にまとめられているサイトなら、その情報の出どころが明記してあるサイトの方がより信頼性が増し、安心して読めるのではないでしょうか。
とくに医療系の情報であった場合などは、情報のソースがどこにも載っていないサイトと、情報を発信している病院サイトのリンクが貼っているサイトでは、明らかに後者の方が安心できるはずです。
そしてこの情報のソースというのは、GoogleもSEOの重要な評価事項として盛り込んでいます。
そのため情報の出典元が明記されている記事の方が、より検索上位に表示されやすくなるのです。
ただし、これは公的機関や公式サイト、書籍といったように、情報元が信頼できる媒体であることが前提となっています。
また、明らかに同じキーワードを狙っている記事にリンクを貼ってしまうとライバルサイトのSEOにおける評価を上げてしまうことにもなりますので、参照元はできるだけ競合以外から選ぶのがコツです。
ブログ初心者の間違った書き方12.
書き手の人物像が明確になっていない
書き手の人物像が明確になっておらず、ブログ全体や記事に一貫性がなくなってしまっているケースもよく見かけます。
たとえば以下のような矛盾を含んだ記事は本当に多いです。
- 初心者という立場でブログを書いているのに、上から目線で技術の説明をしている
- プロという立場なのに自信なさげな記事を書いている
このような矛盾があると、読み手はそこに違和感を感じてしまうわけですね。
もちろん、リアルなあなたの立場で記事を書いていくのなら、そこまで気にしなくても一貫性はなくならないかもしれません。
しかし、少しキャラ付けをしてブログを書いている場合や、外注で執筆を請け負っている場合などには、キャラがブレてしまわないように注意が必要となります。
どういう立場でどういうブログのどういう記事を書いているのか、というところは、執筆中も常に意識しておくようにしましょう。
初心者でも失敗しないブログ記事の書き方7手順(テンプレート)
ここからは初心者ブロガーでも良い記事を仕上げるための「ブログの書き方7手順」をお伝えていきます。
先に説明した12個の間違いに注意しつつこの7手順を実践していただけば、そこいらのブログよりもずっと良い記事が書けるはずです。
- ブログのテーマや目的、記事を書く人物の立場を明確にする
- 狙うキーワードを選定する
- 記事のテーマや目的を明確にする
- リサーチをして設計書を作成する
- 実際に記事を書き進める
- 書き終わった文章をチェックする
- 記事公開後に必要ならリライトをかける
とくに初めてブログ記事を書くという場合には、ぜひ参考にしてみてください。
それでは7手順について、順を追って説明していきますね。
失敗しないブログの書き方1.
ブログのテーマや目的、記事を書く人物の立場を明確にする
まず最初にやるべきなのは、ブログのテーマ、目的、そして記事を書く人物の立場を明確にしておくことです。
これらが明確になっていなければ、ブログや記事に一貫性がなくなってしまいます。
テーマと立場については、たとえば以下のような感じですね。
- ブログのテーマ ⇒ マウンテンバイクの楽しさを未経験者に伝えるブログ
- 目的 ⇒ マウンテンバイクのショップに誘導し、商品を購入してもらう(アフィリエイト)
- 書き手の立場 ⇒ サラリーマンの傍ら、20年間休日にマウンテンバイクを乗りまわしてきたベテラン
こういったテーマや目的、立場というものは、基本的にはブログを立ち上げるときに設定しておくものです。
しかしこれらの設定が、記事を書いているときに意図せずブレてしまうことがよくあります。
そうならないためにも、テーマ、目的、立場については、記事を書く前に1度再確認するようにしておきましょう。
失敗しないブログの書き方2.
狙うキーワードを選定する
ブログのテーマや記事を書く立場を明確にしたら、次はSEOで狙うキーワードを選定します。
内部リンクからのアクセスだけを想定した記事ならキーワードを細かく選定しないこともありますが、検索エンジンからの流入を狙うならこの工程は必須です。
ちなみにキーワードは、主に以下の3つの観点から選定します。
- キーワードの効果性
- キーワードの検索ボリューム
- 競合の強さ
キーワードの効果性とは、「そのキーワードで検索している人がどのくらいブログの目的達成に近い人物か」ということです。
たとえばワインの通販サイトを運営している場合、「ワイン 通販」と「ワイン 東京」ではどちらの方が効果性が高いでしょうか。
答えは、圧倒的に「ワイン 通販」の方です。
こちらのキーワードは、そのままワインの通販サイトを探している人が検索する言葉です。
しかし一方で「ワイン 東京」というキーワードの場合、通販サイトではなく、「東京でワインを出すレストラン」を探している可能性が非常に高くなります。
そのためワインの通販サイトという立場からしてみれば、少し弱いキーワードになってしまうわけです。
この2つのキーワードの違いこそが、まさに効果性の違いとなります。
そして次に確認しなければいけないのが、キーワードの検索ボリュームです。
検索ボリュームの大きなキーワードで検索上位に表示されれば、非常に多くの流入アクセスを狙えます。
一方、誰も検索しないようなキーワードでは、たとえ検索1位をとっても大した意味はありません。
つまり、効果性があるキーワードの中でも、あるていどの検索ボリュームがあるキーワードを選ばなくてはいけないということですね。
検索ボリュームについては、Googleが一部無料で提供しているキーワードプランナーでおおまかな傾向を掴むことができますので、そちらを利用して確認してみてください。
そして最後に、競合の強さについても確認したうえでキーワードの選定を行わなければいけません。
SEOは結局のところ相対的な評価なので、強い競合がいれば良い記事を書いても1位は取れませんし、逆に競合がいなければそこそこな記事でも1位を取れます。
そのため、少なくとも記事を書こうと考えているキーワードで検索して1ページ目に出てくるサイトについては確認してみてください。
記事の質やブログ自体の作り込みがどのていどなのかを把握すれば、そのキーワードで戦えるかどうかが見えてきます。
失敗しないブログの書き方3.
記事のテーマや目的を明確にする
キーワードが選定できたら、そのキーワードに沿った記事のテーマや目的を明確にしてください。
ちなみに記事のテーマと目的は、ブログ全体のものとはまた別です。
たとえば一例ですが、マウンテンバイクのアフィリエイトを目的として運営しているブログで「マウンテンバイク コース おすすめ」というキーワードの記事を書く場合、ブログと記事のテーマ、目的は以下のようになります。
〇ブログ全体
- ブログのテーマ ⇒ マウンテンバイクの楽しさを未経験者に伝えるブログ
- ブログの目的 ⇒ マウンテンバイクのショップに誘導し、商品を購入してもらう(アフィリエイト)
〇記事
- 記事のテーマ ⇒ マウンテンバイクで初心者でも気持ちよく走れるおすすめコースを紹介する
- 記事の目的 ⇒ マウンテンバイク専門ショップのおすすめランキング記事に誘導する
このように、記事単位でのテーマ、目的は、ブログ全体のそれとは少し変わってくるはずなのです。
そのため記事単位でもしっかりとテーマと目的を設定しておくと、より記事が書きやすくなるということですね。
失敗しないブログの書き方4.
リサーチをして設計書を作成する
ここまで来たら、記事の設計書を作り始めます。
リサーチや設計書作成の方法についてはこの記事内の「ブログ初心者の間違った書き方3.いきなり本文を書き出してしまう」で解説していますので、そちらを参考にしてください。
失敗しないブログの書き方5.
実際に記事を書き進める
設計書ができたら、やっとここで記事を書き始めます。
「95%のブログ初心者がやりがちな12個の間違った書き方」で解説した内容に気をつけつつ記事の執筆を進めていきましょう。
失敗しないブログの書き方6.
書き終わった文章をチェックする
記事が書き終わったら、自分が書いた文章をしっかりチェックしましょう。
主に以下のような部分をチェックしてください。
- 誤字脱字がないか
- 読みにくいところや難しい漢字はないか
- 内容が理解しにくいところはないか
- 意味が重複しているところはないか
- リンクは正確に貼れているか
- 記事内の内容に矛盾がないか
- ブログ全体の主張と記事の内容で矛盾がないか
案外この最終チェックができておらず、誤字だらけのまま記事の公開をしてしまう人が多いです。
そのようなことがないように、最低限のセルフチェックは行うようにしましょう。
またそのうえで、もし可能なら書き上がった記事を1度人に見てもらってみてください。
自分では問題ないと思っていたところでも読みにくいと指摘されたりしますので、新たな気づきが得られるはずです。
そしてさらに言うなら、しっかり記事が書ける有識者にチェックをしてもらえれば、なお良いですね。
ライティングを上達させるもっとも効率的な方法は、有識者に自分が書いた記事を添削してもらうことです。
もしライティングができる知り合いがいるなら、1度自分の書いた記事を見てもらってみると良いでしょう。
もしくは、思い切って外注の仕事を請けてみるのも1つの手ですよ。
※ただし、ライティングの間違った知識を持っている人の添削を受けるとマイナスになってしまうこともあるので注意してください。
失敗しないブログの書き方7.
記事公開後に必要ならリライトをかける
記事を公開したあとに思ったような結果が得られなければ、リライトをかけるのも効果的です。
とくにタイトルについては少し手直しするだけでも飛躍的にアクセスが伸びる場合があるので、上位表示されているわりにアクセスが少ない(=クリック率が低い)という場合にはぜひ試してみてください。
また、前述した「ヒートマップ」使って離脱率の高い部分を抜き出し、そこを修正するのも効果があります。
ユーザーの滞在時間が伸びれば検索順位も上がる可能性があるので、もしヒートマップを導入しているなら、とくに順位を上げたい記事から分析をして、リライトを試してみるのもおすすめです。
あとは、時間の経過とともに最新情報が変化していくこともあるので、記事によってはそういった情報を反映させることも必要となります。
各ブログ媒体の特徴【おすすめの媒体は?】
ブログをこれから始めようという場合に多くの人が迷うのが、「どのブログ媒体で書き出せばよいのか?」という悩みです。
その選択肢は、大きく分けると3つあります。
- 無料ブログを利用する
- 有料ブログを利用する
- サーバーレンタルをして独自ドメインで運営する
まずもっとも手軽にブログを書き始められるのが無料ブログです。
たとえばアメブロやはてなブログ、FC2ブログなどが有名ですね。
最近はSEO的にもそこまで弱いわけではないので、競合が弱い分野でブログ運営を始めたい、初めてのブログ運営なので無料で手軽に試したい、という場合にはおすすめできます。
ただし、無料ブログはあくまでも運営会社からブログサービスを借りているだけという扱いになっているため、書いた記事が完全に自分のものにはなりません。
そのため、ある日突然規約違反ということで記事が削除されてしまったとしても文句が言えないのです。
実際、規約違反をしていないはずの記事が突然運営に消されるということはたびたび起こります。
なのでブログをしっかり作り込みたいという場合には、無料ブログはあまりおすすめできません。
次に有料ブログですが、こちらは無料ブログの課金サービスを利用したものです。
月額数百円~千円ていどで広告を非表示にしたり、独自ドメインを取得できたり、スマホ向けのカスタマイズができたりするようになります。
ただし、結局のところブログサービスの運営会社に依存しているという事実は変わりません。
そのため突然記事を消されても文句は言えませんし、最悪ブログサービスが廃止してしまえば、そのままブログ自体が消滅することになってしまうのです。
そのうえで月額料金がかかってくるわけなので、正直なところ有料ブログについては使用用途がどうあれ、あまりおすすめとは言えませんね。
そして最後が、サーバーレンタルをして独自ドメインでブログを運営するという方法です。
とくにポピュラーなのが、ワードプレス(wordpress)というフリーソフトを利用してブログ媒体を作成する方法ですね。
この場合、毎月サーバーレンタル代が数百円~数千円かかり、ドメイン代が毎年数百円から数千円かかってきます。
そのうえ、実際にブログを設置するまでが結構な手間なので、手軽さでいうと3つの中では断トツに下です。
しかしサーバーレンタルの場合、ブログの所有権は完全に自分のものとなります。
つまり、ブログサービスの利用と違って、勝手に記事を消されてしまうということが起こらないのです。
さらに、SEOの観点から見てもサーバーレンタルをする方法が1番Googleに評価されやすいと言われています。
そのためしっかりとブログを作り込んで自分の資産にしたいと言う場合には、サーバーレンタルをする方法がもっともおすすめですね。
どの媒体でブログを書き始めたら良いのかと悩むようなら、手軽にブログを始めたいなら無料ブログ、しっかりとブログを作り込みたいならサーバーレンタル、という判断をすると良いですよ。
初心者がブログの書き方を覚えるのに最適な本
もしあなたが文章を書き慣れていないというレベルのブログ初心者であったなら、ぜひ読んでほしい一冊があります。
それが『文章力の基本』という本です。
『文章力の基本』
阿部 紘久(著)
『文章力の基本』はその書籍名が表しているとおり、本当に基本的な文章の書き方を説明した本になっています。
レベルで言えば、小学生~中学生レベルです。
しかし読んでいただければわかるのですが、これができている人はなかなかいません。
かくいう僕も初心者のころにこの本は読んで、本当に勉強になりました。
基本的な文章力を底上げするにはまさに最適な本なので、もしよろしければ1度読んでみてください。
【まとめ】初心者でも失敗しないブログの書き方のコツは事前準備にある
今回はブログの書き方について、初心者がやりがちな12個の間違いを解説してきました。
この記事を読んでいただければわかるかと思いますが、ブログを上手く書くためのコツの大部分は、書き始める前の事前準備に力を入れることです。
たとえばしっかりとしたリサーチを行えば、ユーザーニーズにあった記事を書くことができるようになります。
さらにブログや記事のテーマ、目的を明確にすることができれば、記事に一貫性が生まれ、より良い記事になるはずです。
逆に事前準備をせずに適当に記事を書き出してしまえば、ユーザーニーズが汲み取れていないうえに一貫性のない記事になってしまいます。
もし「ブログ記事を上手く書けない」と悩んでいるなら、1度事前準備をきっちり行うようにしてみてください。
書くべき内容が定まることによって、ブログ記事の質を格段に上げることができますし、人によっては執筆スピードが大幅に上がることもありますよ。
記事を書く事前準備をしっかりと行って、ブログ初心者を卒業しましょう。
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